ゴルフ場の種類

国内には、約2,300箇所ものゴルフ場が存在しますが、種類や会員ごとでそれぞれ違いがあります。ここでは、そういったゴルフ場の運営スタイルの特徴や会員種別により違いについて紹介していきます。

市街地エリアから山間部まで、現在国内には約2,300箇所ものゴルフ場が存在しますが、それらは大きく分けると2種類に大別されています。

パブリックゴルフ場

1つ目が、だれでも予約してプレーできるゴルフ場「パブリックゴルフ場」です。
パブリックコースでは、いつでも誰でも利用でき、プレーフィーも比較的割安な設定にしてあります。
特定の会員への優遇なしに、平等にプレーできることもあり、初心者や気軽にゴルフを楽しみたい中高年の方にとても人気があります。
ただ、セルフプレー(キャディーなし)がほとんどなので、プレーの遅延(スロープレー)には気を付けなければなりません。

会員制ゴルフ場

もうひとつは、お金を出して会員になった人や法人を優先的にプレーさせる「会員制ゴルフ場」です。
現在、日本にあるゴルフ場のほとんどがこのタイプです。
会員制のゴルフ場では、会員権を持っている人を「メンバー」、会員権を持っていない人を「ビジター」と呼び、一般の利用者は、会員の紹介あるいは同伴が必要になります。
実際には、ゴルフ人口減少などの理由で、ビジターでも会員の紹介なしで受け入れているゴルフ場が増えてきています。

「メンバー」と「ビジター」の違い

「メンバー」と「ビジター」の違いとしては、割安なプレーフィーの他に、優先的に予約がとれたり、毎月定期的に開催される競技会やトーナメントへの参加、キャディ付き等、名門コースや歴史のあるゴルフ場ではその差がハッキリとしています。

しかし、上記でも述べましたがゴルフ人口の総体的な減少などで、メンバーよりも多少割高な料金設定ですが、ビジターの方だけでも利用できるゴルフ場が年々増えてきているのが実情です。
この現象は、従来までの会員制スタイルのゴルフ場経営の崩壊を意味しており、今後、会員権購入などを考えている方は十分注意が必要です。